派生音ゲーくくりで見たP4vsFF
※タイトルのVSは特撮の映画タイトルに使われるぐらいの軽い敵対具合と思ってください
久しぶりに書きます。
簡潔に言うと、P4働かせすぎじゃないの?という愚痴です。
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説明不足の伏線過多、過度のグラフィック重視、ファンタジーというよりもはやジュブナイルSFになってしまった感があるFFですが、一つだけずば抜けて優れている点があると思います。
それはRPG以外の別ジャンルへ派生した時のブランド力です。
ディシディア、シアトリズムなど本業以外の場では、原作のシナリオの質よりも各キャラクターの魅力が重要になってきます。
もちろんキャラクターを動かし魅力的に見せるシナリオあってこそのキャラクターという部分もありますが、言うなれば別の土俵に立った時点で、その素晴らしい(かどうか一見さんには不明の)シナリオは高々数文にまとめられ、キャラクターの性格の一部としてみなされてしまいます。
そうなると、派生ゲームをプレイする人にとっては
原作未プレイ&派生高評価→これだけ良いゲームなのだから原作もやってみようか
原作未プレイ&派生低評価→やっぱり原作も糞ゲーか
原作高評価&派生高評価→素晴らしい!
原作高評価&派生低評価→これは残念、やはり原作は素晴らしい
原作低評価&派生高評価→上手く料理している
原作低評価&派生低評価→グダグダ
となり、派生ゲームさえ上手く作ることができれば原作の粗が分かりづらく見えます。
さらにFFは各作品ごとに特色が異なるので、アイドルのユニット売りのようにまとめ売りすると幅広い層に受ける確率が上がります。
家庭用据え置きゲーム機の全盛期に売れたということで、比較的財布の緩い大人に懐かしさを感じさせる点も大事です。
一方ペルソナですが、一応シリーズとしては10年以上続いているものの、
各作品で少しずつ前作との繋がりを匂わせているが故にプレイヤーの知っている全盛期のキャラクターが一堂に揃わないという弱点があります。
2では1の、4では3のキャラクターが卒業した後の話として描かれています。
(コギャルなど実世界の流行を無視すれば、12と34が並行して日本のどこかで起きたとも考えられますが)
しかも、各ゲームは新作が出た=ゲームに話として終わりが与えられた時点で、キャラクターは精神的に成長し、ペルソナを出して戦わなくてはいけない状況から卒業しています。
つまり、派生ゲームでもう一度青春をするには、それだけの理由がまず必要になってくるのです。
全部別物と分かっているFFとは違い、少し繋がりがあるからこそ、お祭りゲーになるためにはホストとなる舞台などお膳立てが重要になってきます。
こう考えると3や4で現れた、人の心からできる異空間はゲーム内でも馴染みのものですし、ゲームが終わってキャラクターの手により封印されても、半永久的に用意できる便利な舞台です。
しかし便利だからこそ、何故そこに再び戻らなくてはいけないのかが派生ゲームでしっかり描かれなくてはいけません。
派生ゲームが出れば出るほど、原作での皆の頑張りは何だったのか、結局不十分だったのか、精神的に成長したのではなかったのかと思わざるを得なくなってしまいます。
キャラクターが魅力的でも、派生ゲームで勢揃いする状況が成立する事自体、結構な力技になります。
(もちろん、原作を経て一回り大きくなったキャラクターがそれでも楽には勝てないほど強い敵や問題を用意する必要もあります)
ここでダンシングオールナイトの話になるわけですが、
彼らはあとどれだけマヨナカxxで頑張ればいいんだというのが正直な感想です。
原作で主人公達が日本神話のイザナギよろしく頑張り続けるという姿勢を見せたは良いものの、それを盾にし過ぎではと思ってしまいます。
特捜隊は前向きに解散して、それぞれ別々の道で頑張ろうという話になったはずですし、
発売時期からすればP4G後に(一応P4G内の話という事になっている)P4U2作でまたマヨナカxxに戻り、今作でもまたなのかと食傷気味です。
とはいえ結局今年の秋になればなんだかんだ懐かしさで買ってしまいそうなのですが、せめて納得のいくオチが用意されていることを祈ります。